M-JET DIAGNOSTICは、個人ユーザーにもショップにも同じツールです。診断ポート用のBluetoothドングルとスマートフォンのアプリで構成されています。違いはライセンスにあります。ライセンスによって、アプリを使用できる車両の台数が1台、3台、5台、無制限のいずれかに決まります。Can-Am Rykerを1台だけ所有している方が、毎週さまざまなSpyderやCanyonをリフトに載せるショップと同じパッケージを必要とするわけではありません。
同じツール、異なるニーズ
基本機能はすべてのライセンスに含まれています。ECM、Cluster、IMOB、iBRなど各ECUの故障コードを読み取り、各項目をステータス付きのわかりやすい説明で確認できます。さらに、ECUによって最大180項目の測定値を表示するライブデータ、部品テスト、TPSリセット、サービスリセット、キー管理、車台番号やエンジンアワーなどの車両データにも対応しています。個人ユーザーとショップの違いは主に、接続する車両の台数と、新しい車両が追加される頻度です。
個人ユーザーの使い方
Ryker、Spyder、Canyonのオーナーは、通常1台の車両だけを整備します。よくある場面は次のとおりです。
- 警告灯が点灯し、どのECUが故障を報告しているのかを知りたい。
- シーズン前に、心当たりのない記録がメモリに残っていないかを確認する。
- オイル交換の後、サービス表示を自分でリセットする。
- 走行中に測定値を記録し、散発的な不具合の原因を絞り込む。
こうした用途には、通常1台用ライセンスで十分です。ガレージにSea-DooやCan-Amのオフロード車もある場合は、3台用ライセンスの検討をおすすめします。このツールはSea-Doo、Can-Am、Rotaxエンジン搭載のジェットボートに対応しています。
ショップでの使い方
ショップでは、お客様の車両1台ごとにライセンスの台数を1台分使用します。受付時の実績ある手順は次のとおりです。
- ドングルを差し込んで車両に接続し、車台番号、モデル、エンジンアワーを記録します。
- 何かを消去する前に、すべての故障コードを読み取って記録します。
- ライブデータや部品テストを使って、不具合を回路または部品単位まで絞り込みます。
- 修理後に消去し、試運転を行ってから、もう一度メモリを読み取ります。
お客様が入れ替わる環境では、3台分や5台分の枠はすぐに埋まります。そのため無制限ライセンスは、扱う車両の台数が決まっていない事業者向けです。これは自社フリートを持つレンタル業者にも当てはまります。詳しくは記事レンタル事業での診断をご覧ください。
無制限ライセンスだけの機能
見落とされがちな点があります。車両設定(CDID)とインストール済みオプションの表示は、無制限ライセンスにのみ含まれています。個人ユーザーにとってはあまり関係ありませんが、改造や部品交換の後に車両を再設定するショップにとっては、この機能が決め手になることがあります。
アプリでライセンスを確認
ライセンスはアプリに表示されます。対象となる車両の台数と、すでに使用している枠の数を確認できます。購入前に、今後数年でどれくらい車両が増えるかを正直に考えてみてください。ご自身の車両、パートナーの車両、手助けしているクラブ仲間の車両なども含まれます。4つのプランを例とともに比較した記事はあなたに合うライセンスはをご覧ください。
よくある質問
1台用ライセンスは機能が少ないのですか?
いいえ。故障コード、ライブデータ、部品テスト、リセット、キー管理はすべてのプランで同じです。CDIDとインストール済みオプションのみ、無制限ライセンス限定です。表示されるECUや機能は、常にモデルによって異なります。
このツールはCan-Am Ryker、Spyder、Canyonに対応していますか?
はい。M-JET DIAGNOSTICはSea-Doo、Can-Am、Ski-Doo、Lynx、Rotaxエンジン搭載ジェットボートなど、すべてのBRP車両に対応しています。Ryker、Spyder、Canyonも含まれます。116モデルを収録した完全なモデル一覧は、M-JET DIAGNOSTICのページでご確認いただけます。
ショップではノートパソコンが必要ですか?
いいえ。ドングルとアプリだけで十分で、接続はBluetoothで行います。屋外での受付やお客様先での診断に便利です。3輪車で実際にどのような故障が表示されるかは、Can-Am Ryker、Spyder、Canyonの警告灯で紹介しています。